山本 健一 / KENICHI YAMAMOTO(3)パフォーマンスを維持してくれるニューハレ
■ニューハレとの出合い
ニューハレテープを知ったのは、2007年にOSJが主催する大会のパーティで芥田晃志社長と出会ったことがきっかけです。その後いろいろな大会で芥田さんと話す度に、情熱のある人だなと感じていたんですね。それで、自分から連絡して使わせてもらうようになりました。もうね、人柄に惹かれたという感じです(笑)。
2011年のUTMBでは、現地でサポートしてくれた芥田さんの言葉が、大きな力になりました。レース最後のエイドを出て、真っ暗闇のコースの中へ向かうとき、エイドから「ひとりで走ってんじゃねーぞ!」という芥田さんの声が、僕の背中に届きました。そこからゴールまでのラップは、キリアン・ジョルネ、鏑木さんについで3番目に速かったんですよ。二人にはかなわなかったのですが、かなりよい走りができました。
いま、レースのときには肩、腰、お尻、足、腹筋などほぼ全身に貼っています。僕のなかでは筋肉の補助、手で支えられているような感覚ですかね。
貼ると筋肉のパワーが落ちにくくなるんです。パフォーマンスを維持してくれるイメージで、長時間のレースであればあるほど、その効果を実感します。
色も意識して選んでいます。その日のウェアや現地のカラー、町の雰囲気や国旗をテーマにして選びます。バスクのレースでは国旗に合わせて、フレッシュグリーンとホワイトとレッドを膝に貼り、地元の方たちに大好評でした。そんなふうに大会ごとに色に意味を持たせています。
ウルトラトレイルのレースでは夜の時間帯が長いので、背中や腹筋など冷やしたくない部位にはオレンジなどの暖色系を選んでいます。あとはカラーセラピー。色は気持ちを左右するので、気持ちを上げるために大好きなチャコールグレーを選ぶことが多いかな。
僕にとってニューハレは、ともに走るサポーター(味方)みたいな存在といえます。
続く