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井原 知一/ TOMOKAZU IHARA(2)100miles×100times

■「100miles×100times」の意味

100マイルを走り始めて14回目か15回目頃から、100マイルがそれほど長いと感じなくなっていきました。「100マイラー」と呼ばれることにも慣れてきて、次第に「10000マイラーと呼ばれたい」と思うようになります。僕は単純なので、シンプルに「100×100」はカッコイイと思ったわけですね。そして「100マイル100回を笑いながら走り抜こう」、そう決めました。

これまでに走ったのは50本(2019年5月現在)。年間6~7本走ると、あと8年で100回に達します。最初は夢みたいに思えたことが、もはや「できる」という確信に変わってきています。自分にとって、ここまでのめり込んだスポーツはほかにありません。100マイルおたくなんです。100マイルを走るのも、ペーサーをするのも、サポートをするのも好き。仲間と100マイルを語り合うことも大好きです。

100マイルの奥深さや喜びを知ってからは、それを広く人に伝えたいとも思うようになりました。2018年秋、それまで働いていた会社を辞めて、オンラインコーチングを行う『TOMO’S PIT』を立ち上げました。

写真)バークレーマラソン

30年間で延べ15名しか完走者がいないアメリカの『バークレーマラソン』。総距離250km以上、累積標高2万4000m以上、周回コース5周を60時間内に走る。エントリーから一筋縄ではない厳しくてクレージーなレース。井原は2018年1周、2019年3周にてレースを終えている。

続く

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