腸脛靭帯炎(ランナーズニー)の対処法
マラソンやトレイルランニングをしている人同士でよく出てくる言葉『チョーケイ』ってよく聞きませんか?
腸脛靭帯の事を示し、特に膝外側の側面の靭帯付着部が痛くなる人が多く、それを腸脛靭帯炎と言います。別名『ランナーズ ニー(膝)』とも言われるほどランナーに多く出るトラブルです。
WEBサイトなどで靭帯が擦れて痛くなるなどの理由は書いてありますが、根本的な状況があまり書かれていないので解説します!
腸脛靭帯が膝の曲げ伸ばしの度にヒザ関節の骨と擦れて痛くなる。また着地の度に腸脛靭帯にストレスがかかる。では、なぜのこのような事が起こるのか!?
理由1、 ほとんどの道路が水はけを良くするためにかまぼこ状になり、右側通行の場合右脚の路面の方が数十mm下がっている。そうすると右脚外側に体重が乗るようになり、右脚腸脛靭帯にストレスが生じる。
理由2、 トレイルランニングで、下りの時着地を片方の脚に頼ってしまい(例えば、右脚ばかりを先に出してしまい下ってしまうと、片方の大腿四頭筋、中殿筋、腸腰筋に負荷がかかり)ヒザ側面にストレスが生じる。
理由3 、そしてニューハレトレーナー的な今までランナーを見てきた統計で腸脛靭帯炎になる理由の1番が!これ!足を組む癖、床での横座り、ソファーで膝を傾けて座るなどの日常生活の何気ない癖が、股関節から膝までの腿内側の筋肉を縮めバランスを崩し、腸脛靭帯にストレスを与えてしまいます。
メカニズムは、縮んだ状態の筋肉はその縮んだ長さで形状記憶されるように縮んだままになります。朝起きて体に柔軟性がないのと同様に、足を組んで座った状態では腿の内側の筋肉が縮みっぱなしになります。その状態で運動中に膝が内側に入り、腸脛靭帯側が一歩一歩着地の度に 伸ばされてストレスになり、お馴染みの腸脛靭帯炎となる訳です。
従って、腸脛靭帯炎から股関節の外側も腰骨あたりにおきるトラブルの真犯人は、高確率で 股関節から膝内側に伸びる筋肉の縮みです。
腸脛靭帯炎に効果的なストレッチ!「ニューハレ体操」
そこでバランスを整える効果的な対処法は、どこでも!いつでも!出来る「ニューハレ体操」
仕事の合間や駅のホームで、夜寝る前に、もちろんレース前や給水所やエイドでストレッチ!
また、レース中のサポートやレース後のケアにはこのようなニューハレテーピングがオススメです。
トラブル回避には身体のバランスがとっても大事です。そのバランスを整えるのにストレッチを取り入れたり、走る時には左右対称を心がけましょう。
これで チョーケェー って言わなくてすむかも!?