New-HALE

初100マイルレースに臨む女性ランナー|三本松知佳さん

三本松知佳さん

初100マイルレースでHURT100に挑戦

今回のニューハレストーリーは、2020年1月に開催されたHURT100で自身初の100マイルレースを完走したトレイルランナーの三本松知佳さん。

HURT100は【Hawaiian Ultra Running Team’s Trail 100-Mile Endurance Run】の頭文字をとったもので、ハワイ・ホノルルからほど近い、ハワイネイチャーセンターをスタート/ゴールとする、1周20マイルを5周する100マイルレースです。累積標高は7,600メートル、制限時間は36時間と決して楽なレースではありません。更に参加者は抽選で125名程に制限されており、完走する以前に出場すること自体が簡単ではないレースです。

そんなHURT100を、自身初めての100マイルレースに選んだという知佳さんに、HURT100のことやトレーニングについて聞かせてもらいました。

100マイルレースに向けた、1週間のトレーニングメニュー

「完走された方のブログで見たHURT100の写真が楽しそうで、絶対にこのレースを走る!って決めました。簡単なレースじゃないことは覚悟していたので、100マイルを一番知っているTOMOさん(井原知一さん)に、パーソナルコーチングをお願いしてルーティンのメニューを組んでもらいました。テーマはアップダウンに対応できる身体づくりで、週1日の休足日以外はトレーニングの毎日。私がこの短い期間でHURT100を完走できる走力を身に付けることができたのは、TOMOさんのトレーニングのおかげです」

当時の、ある1週間のメニューを公開していただきました。

月:休足日
火:ロード10km
水:2部練
1.仙元山トレイルクラブ(7km)
2.自宅近くで坂練(坂ダッシュ500m×10本)
木:階段練(10本)
金:リカバリーラン(ロード40分)
土:ヤビツ峠走(ヤビツ峠までタイムトライアル〜札掛 約40km)
日:高尾(トレイル120分〜180分)

怪我は出来ない。テーピングで怪我予防

安定した着地としっかりした横ブレ防止、テーピング

「トレーニングを重ねるためには、怪我はできません。テーピングは普段のトレーニングのときでも使います。Xテープは、捻挫予防のためもそうですが、アーチサポートとしても効果的で、トレイルや長い距離を走るときは貼るようにしています。あとは、長い距離を走ると、膝が痛くなることが多いので、膝にはVテープを貼っています」

レース2ヶ月前の大アクシデント

HURT100 井原知一さん、三本松知佳さん、三本松憲生さん

HURT100ゴール後、左より井原知一さん、三本松知佳さん、三本松憲生さん

レース本番まであと2ヶ月という頃、知佳さんにアクシデントが襲う。急遽手術入院することになったのだ。

「胆のうに石が溜まってしまい、深夜に病院に運ばれて入院することになりました。どうしてこのタイミングだって思いました…。(手術を行うことを)悩んだんですけど、レースのタイミングで再発するのは避けたいので、とりあえず石が流れる状態にする手術をしてもらって、HURT100が終わった2月にもう一度手術することにしました」

「入院していた期間も含めて半月近く走れず、トレーニングのルーティンは確立できませんでしたが、TOMOさんがトレーニングメニューを見直してくれて、最終的には万全のコンディションでスタートすることが出来ました」

知佳さんのご主人(レース終盤にペーサーとして出走)が撮影したレース時の動画をご提供いただき、今回の動画に使わせていただきました。初めての100マイルレースの興奮、臨場感が伝わる映像ですよ。

UTMF中止

三本松知佳さん

先日、UTMF 2021の中止が発表されました。UTMFに向けて走り込んでいた知佳さんでしたが、他の多くの参加者と同様に何とも表現できない気持ちになったと言います。

「開催されるものだと思ってトレーニングを積んでいたので、(UTMFの)facebook LIVEで中止を知って、驚くとともにショックでした。ああ、今年も無いんだ…って。でも一方で、仕方ないな…という気持ちですね。気持ちを切り替えて、次の目標に向けて楽しみつつ、走り続けます!」

「もともと、私は順位やタイムというより、走ること自体や、仲間との時間を楽しむタイプなんです。トレイルランニングの魅力は自然の中を走る気持ち良さですね。出身が北海道なのでトレイルのほうが落ち着くんでしょうね」

「これからも、ニューハレを上手に使ってランニングを楽しんでいきます」

知佳さんのインタビューを通じて、100マイルを走るランナーに共通するポジティブさを、あらためて感じることができました。ありがとうございました!ニューハレはこれからも皆さんのアクティブライフをサポートしていきます。

Instagramにハッシュタグ #newhale_story を付けて、あなたのニューハレストーリーも教えてください!

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