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登山の注意点とテーピングでできること

最近、屋外での運動ならと、久しぶりの山に行き、登山でのトラブルを多く聞くようになった気がします。
登山中の「注意点とテーピングでできること」を日本山岳ガイド協会 登山ガイドステージⅡの資格を持つ、弊社新人スタッフ近江くんに聞きました。

登山のペース配分

まずは心拍(心臓の拍動)の上げすぎを注意して登ることですね。
心拍数の大きな変動は疲労のもと。登りから平坦になると心拍数は下がるが、心拍数の上下動が大きくなるとそれだけ体の負担も大きくなり疲労につながります。

心拍を上げすぎて酸欠状態にならないようにするだけでなく、心拍の変動を少なくして歩く事がバテない秘訣。

例えば、登りは心拍を上げすぎないようにゆっくりと登り、緩い尾根などにでたら登りよりもペースを上げて歩く。傾斜が緩いところでペースを上げるのは心拍を一定にするためです。

複数で歩くときの注意点!

複数で歩く時は、ローペースに気を付ける。同じパーティー(仲間)内に歩くのが遅い人がいたときは、遅い人のペースに合わせます。

速く歩ける人が遅い人にペースを合わせるのは普段なら問題ないですが、これからの時期、気温が低い山行や風が強い山域などでは気を付けなければいけません。

例えば、普段5時間で行動出来る所を遅い人にペースを合わせ7時間以上かかってしまった。その間、速く歩ける人にとっては、いつもよりゆっくり歩いているので運動負荷が軽く体が温まりにくい状態になり、さらに寒い時間を多く過ごしているので必要以上に体力を消耗します。
ペースが遅すぎる場合は、遅い人の荷物を分担するなどして出来るだけパーティー全体が同じペースで歩ける工夫をすると良いですね。

どんな登山行程を組めばよい?

突然、距離や標高差のある山に行くのではなく、まずは行き慣れた里山などを使い、目的にあった装備で(一泊二日なら食料も含めた装備)実際にかかると思われる行動時間を知ってほしいですね。
特に、久しぶりの登山で「昔はもっと歩けたのにな。」と思うこともあるでしょう。

この山で、これぐらいの装備(重さ)、これぐらいの時間歩けた、と言う指標を徐々に作る。

1年山に行っていないと体力も衰えています。指標をもとに山行を決め、その都度指標を更新していくといいですね。

年齢と共に弱ってくる身体の箇所

太腿の筋力低下やヒザの痛み
登りや下りで踏ん張る「大腿四頭筋」(前腿)が弱り、結果的に膝への負担(痛み)が掛かります。
日頃から階段を使うなど、筋力の維持と、当日はテーピングでサポートするのもいいですね。

●足首、手首の捻挫
平衡感覚や動体視力の低下により転倒もあります。足首、手首の捻挫も多いですね。
Xテープを事前に貼ることで、足裏、足首を安定をさせ、疲労軽減だけでなく捻挫の予防にもなります。


また、万が一転倒して怪我をしてしまったときの為に「エマージェンシーテープ」を持っておくと便利です。
ハサミが不要で、取扱説明書が付いているので、自分で貼れなくても、友人や通りすがりの方にお願いすることができますよね。

足先の悩み
靴ひもの締めすぎや、血行、冷えによっても足裏の痛みが出てきます。
まずは靴ひもを締めすぎず、テーピングでもサポートしましょう。
横アーチの貼り方 https://www.new-hale.com/howto/204
縦アーチの貼り方 https://www.new-hale.com/howto/202

また、慣れない靴で「足のマメや擦れ」のお悩みも多いですね。
事前に擦れる箇所にブリスターテープを貼っておきます。

●年齢とは話が離れますが、正しくザックを背を得ていないため肩・腰の痛みが出る人もいらっしゃいます。
まずは身体にあったサイズ、筋力にあった大きさ(重さ)のザック選びからなのですが、腰や背中もテーピングでサポートができます。縦走登山や腰に不安がある方は是非!

お伝えしたいことは、もっとありますが今回はこれだけ。
山の知識やテクニックなどを聞けるので、一度、ガイド登山をおススメしたいですね。
まずはNew-HALEテーピングを使って、登山を楽しみましょう!

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